「チャンダリーの火」入門

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※各メニューごとに、詳細ページをご覧ください。

 

●チャンダリーの火 入門
(対面実地/Zoom いずれも可)

ふたつの「道」

最近はノンデュアリティ(非二元)の教えが普及して、
「私」という意識も、その私が「現実」だと思っている現象も
ある種のヴァーチャル(仮想)だということが理解できる人が増えてきました。

(逆説的な言い方になりますが)映画『マトリックス』は、
けっしてフィクション(想像上のドラマ)ではないのです。

仮想現実から目覚め、そのうえの次元に向けて自分を開いていく──
古くからさまざまな文化において、そのための「道」が伝えられてきました。

中国では、その道をふたつに分けて、
「性(精神的アプローチ)」と「命(身体的アプローチ)」
などと言ったりします。

日本人になじみの深い禅仏教は前者、
古神道や修験道(山伏)は後者の色彩が強いです。

ちなみに、ぼくのところでやっている『意識のめざめ』という
ワークショップも前者といってよいです。

※『意識のめざめ』については、こちら をご覧ください

 

クンダリニーヨーガの難点を超える

世界的に見るならば、クンダリニーヨーガは後者「命(身体的アプローチ)」の代表と言ってよいでしょう。
ただし、クンダリニーヨーガにはいくつかの難点があります。

ひとつめは、エネルギーが粗いため、心身にダメージが及びやすいという点。

ふたつめは、クンダリニーが覚醒した後のことについて、
教えがほとんど残されていない点。
じっさいには、動きはじめたクンダリニーエネルギーを使って、
いろいろとやるべきことがあるのです。

このため、ぼく自身もクンダリニーヨーガについては
基本的なことは修養したものの、
あまりがっつりと取り組むことせずに済ませてきました。

ところが、ここ数年エジプトのファラオや神官に伝わるヨーガを実習し、
さらにはチベット密教の探求をしていて、
珠玉の修行体系と出会ったのです。
『ナーローの六法』という修行体系です。

なかでも「チャンダリーの火」は、『ナーローの六法』の中心となる行法で、
じっさいに取り組んでみたところ効果も絶大で、
ぜひみなさまにもお勧めしたくコースを設けることにした次第です。

 

もっともすぐれた修行法

「チャンダリーの火」は、先にあげたクンダリニーヨーガの二つの難点を
カバーしているのみならず、いくつかの点において
このうえない長所を有しています。

まず第一に、仏教のワークであるという点。

修行法と言うのは、言ってみればお湯を沸かすようなものです。
ほんとうに大切なのは、沸いたお湯をどうするかということです。

それにあたるのが「教え」であり、
「チャンダリーの火」はあくまでも仏教の教えを成就するための行法なのです。

仏教の教え自体についてもこのコースでお伝えをする予定ですが、
一言でいうなら「あらゆる苦しみの原因から自由になること」
だと言っていいでしょう。

ぼく自身が仏教を出発点にしているということもありますが、
仏教は人類史上もっとも完成された教えのひとつだし、
現代日本人の多くにとっても、いちばん馴染みやすいのではないでしょうか。

第二は、(専門的な話になって恐縮ですが)
エネルギーの面における長所です。

「チャンダリー」は、おそらく「クンダリニー」と同じ語源からきていますが、
エネルギーという点でははっきり異なります。

このことをきちんと説明する人は少ないのですが、
トム・ケニオンさんのチャネリングによる『ハトホルの書』には、
その説明があります。

「クンダリニー」は背骨の基底部に眠っているエネルギー。
性エネルギーの元でもあります。
それに対して、太陽神経叢(あるいはお臍もしくは下丹田)に
「セケム」という生命エネルギーがあるのです。

「チャンダリーの火」は、クンダリニーより先にセケムを活性化させます。
これが、先にあげた難点を緩和してくれます。

ちなみに、エジプトのヨーガや中国の道教(タオ)もまた、
クンダリニーではなくセケムを先に活性化させてワークをします。

チベットはその土地柄、インドと中国の両方と交流があり、
ヒンドゥーや仏教だけでなく、道教(タオ)からも影響を受けているものと思われます。
また瞑想法についても、「止観」といって、
中国で発達した禅仏教のやり方を取り込んでもいます。

長所の第三は、エネルギーを上にあげるだけでなく、
下におろすということについても、やり方を示してくれている点。

これもまた専門的な話になってしまって恐縮なのですが、
「命(身体的アプローチ)」には「火の道」と「水の道」があるとされます。

「火の道」は「電気エネルギー(人を活性化するエネルギー)」を
上にあげていくことを中心とし、
「水の道」は「磁気エネルギー(人を癒し、深化させるエネルギー)」を
全身に浸透させていくことを中心とします。

クンダリニーがもともと電気エネルギーだというのもあるのですが、
「火の道」の場合は、エネルギーが頭に上がりっぱなしになりやすく、
それが先の心身のダメージにもつながりかねないわけです。

これに対して、「チャンダリーの火」や道教(タオ)の「小周天」などでは、
セケムを使ってエネルギーを上げ下げするため、
「電気エネルギー」と「磁気エネルギー」をスイッチしながら、
自分を高めると同時に深める、というアプローチができるのです。

ぼくはこれまで40年以上、世界中のさまざまな修行法に触れてきましたが、
これは間違いなくもっともすぐれた修行法のひとつだと言えます。

 

チベットタントラの根幹

『チャンダリーの火』は、チベットタントラの根幹ともいうべきワークです。

現代のチベット密教は、ダライラマ率いるゲルク派が主流で、
教えの内容は高度に象徴化、哲学化され、
そして実修に際しては、きちんとしたラマ(師匠)について
長年にわたる前行をおこなった後に、
灌頂(入門儀式)を受けてはじめて伝授されることとなっています。
残念ながら、現代日本人でその条件を満たすことのできる人は
ほとんどいないでしょう。

でも、『チャンダリーの火』は、チベット密教がいまのような形をとる前の時代に、
各地で一人一派的に修行者たちが自由に取り組むことによって発達をした行法で、
いまの複雑化したチベット密教の元型となったものです。

このため勝手ながら、当時の精神に則り、厳密な手続きは割愛して、
直接その成果に触れさせていただくこととします。
この点については、いろいろなお考えもあるでしょうが、
趣旨をご理解いただける方と道を分かち合うことができれば幸いです。

個別に状態を見ながらご指導をするため、準個人レッスンにて実施しています。
おひとりでも希望者がいらっしゃれば日程を合わせて予定を組みます。

 

<プログラムの内容>

参加者の状況やワークの進捗に応じて、若干の変更をすることがあります。

ステップ-1(3時間)

■何を目指しているのか
■この行法の特色
■留意事項
■金剛薩埵への祈念
■ナローパについて
■準備ワーク
■三脈四輪の観想

ステップ-2(3時間)

■チベット密教の概要
■準備ワーク
■金剛因の瞑想
■蓮華の観想

ステップ-3(3時間)

■変容のプロセスに関する解説
■ナーローの六法の全体像
■準備ワーク
■金剛果の瞑想
■種字の観想

ステップ-4(3時間)

■準備ワーク
■金剛薩埵の念誦と甘露降浄法
■生命エネルギーのコントロール
■チャンダリーの火の点火
■その後に起こること

※ステップ-4までは、ご自身のうちに変化があってもなくても、
まずは実習を進めていただいてかまいません。
一日に2ステップ分まで同時受講していただいてもいいし、
日程の都合で連日の受講となってもかまいません。
やっているうちに感覚がつかめると思います。

※「チャンダリーの火の点火」がひとつのポイントとなります。
そこに至るまでどれくらい時間がかかるかは、まったく人それぞれです。
行法を始めたとたんに反応が起こる人もいれば、
数年を要することも少なくありません。
また、モデルケースとは違った順番でプロセスが進むこともあります。

※チャンダリーの火が動き始めたら、その後は個人指導とさせていただきます。
ライフカウンセリング、あるいはライフコーチングをお受けいただくことをお勧めします。

★ 受講料

各ステップ 33,000円(税込)

一括 110,000円(税込)

<場所> 

■対面:

通常、神奈川県鎌倉市の貸会議室を借りて行います。

※出張ご希望の方は、遠慮なくご相談ください。

・出張料金: 東京23区内、神奈川県……10,000円
上記以外の首都圏……15,000円
その他地方……旅費交通費(実費)+15,000円/1日

 

プログラム受講のお申込み、お問合せはこちらから!

まったくの初心者だけど、大丈夫でしょうか?

「むずかしくてできない」とか「ハードすぎてついていけない」ということはないので、ご安心ください。
逆に、シンプルな瞑想のように、「何もしないでじっとしているのが苦痛」ということもありません(笑)。

準備のための予習や、あるいはじっさいにやってみて、補習のようなことを望まれる場合、動画レクチャーの『丹田を養う』『クンダリニー +(プラス)』をご利用になるとよいかと思います。

生徒さんのおひとりは『丹田を養う』『クンダリニー +(プラス)』だけの受講で、その時点ではまだ『チャンダリーの火』は一般開講前だったのですが、プロセスがスタートしました。

 

具体的にはどのようなことをやるのですか?

チベット密教の修行法で「観想」というのですが、視覚的なイメージを使いながら、「風(ルン=中国の氣にあたります)」を動かすことがメインです。

それに、チベット密教や身体エネルギーに関するレクチャーと、チベット体操によく似た身体的な準備ワークを付帯して行います。

 

『クンダリニーヨーガ』や『気功』とは、どのように違うのですか?

チベットは、インドからも中国からも影響を受けています。
したがって、『クンダリニーヨーガ』や『氣功』と共通するところも少なくありません。

あえていうなら、『クンダリニーヨーガ』は、背骨の基底部に眠るシャクティというエネルギーを喚起しようとするのに対し、『チャンダリーの火』は『氣功』と同じく、腹部に貯蔵されているセケムというエネルギーを中心に扱います。

しばしば『クンダリニーヨーガ』は危険だと言われますが、この点で『チャンダリーの火』は比較的安全だと言ってよいでしょう。

もうひとつは、エネルギーを動かした後、どうするかということです。
『チャンダリーの火』はチベット密教の修行法であり仏教の流れを汲んでいるので、『クンダリニーヨーガ』と同様に、解脱(制限制約から自由になること)を最終目標としています。
これに対して、『氣功』の最終目標は不老不死です(けっきょくは、同じ境地なのかもしれませんが)。

いずれも、ワークショップの中でくわしく説明します。

 

どのような効果が期待できますか?

まずは氣を動かすので、氣功と同様の効果が期待できます。
心身が整い、そして壮健になることです。
そして、それにともなって、引き寄せる現実も向上していくことでしょう。

また、チャクラを開くので、チャクラごとの機能も強化されていきます。
たとえばハートチャクラは愛を喚起し、頭部のチャクラは超能力や超感覚を開きます。

さらに、身体レベルで変容が起こってきます。
このような行法の結果として、しばしば空中浮揚や、身体の透明化、テレポーテーションのようなことが実際に報告されています。
昔話の伝説やつくり話ではなく、現代に生きる同時代の先輩たちの、目撃者を伴う体験談や写真などでも確認できます。

これらはただの「ヘンな話」ではなく、「制限制約から自由になること」がただのものの考え方だけでなく、「現実」のこととして目に見える形で示してくれているのだと思います。

要するに、アセンション(次元上昇)です。

 

成果が出るのに、どれくらいの期間を見込む必要がありますか?

まったく人それぞれです。

私のところに来て数週間で変容が起こり始めた人もいるけれど、この世界ではもう何年もワークを続けているにもかかわらず、まだ目立った変化はないという人もたくさんいます。

ひとつには体質だとか、過去生だとか、あるいは今回の人生でこれまでどんな生活をしてきたかという差もあると思います。

けれども、概して早い人ほど好転反応のようなものが激しいので、早ければいいというものでもなさそうです。

重要なことのひとつは、「人と比べない」ということです。
誰もが、その人にとって必要なプロセスを経験するようになっています。

各種の健康法と同じで、すぐに目に見えた変化が出なくても、つづけていくうちに、着実によき方向に進んでいることに気がつくはずです。

少なくとも、やりはじめて半年経って、何の変化も感じられないということはないはずです。
(各回ごとに、参加者の様子をチェックしながら進めていくのでご安心ください)

「短期的に何かを獲得するための手段」というよりは、「ライフスタイル」として一生かけて取り組んでいく……、そんなふうにお考えいただければ幸いです。

 

チベット密教は、本来ラマ(師匠)について何年もの前行をして、灌頂(入門儀礼)を受けたうえでないと、正式な伝授を受けることができないと聞きましたが?

ここはだいじなところなので、ぜひご自身でご判断をいただきたいところです。

おっしゃるとおり、チベット密教は「宗教」です。
だから本来であれば、その信者となり、教団の指示に従うことが絶対要件となります。

いまのチベット密教の主流はダライラマ率いるゲルク派。
チベット密教のなかでも、もっとも厳格な宗派です。

ちなみに、今回取りあげるチャンダリーの火は、主としてカギュ派に伝えられた行法です。

カギュ派は各地の修行者たちが、一人一派的に比較的自由に修行に取り組んだ宗派なので、こうして修行法の内容もオープンに伝えられているのですが、
現代ではもう主流ではなくなってしまっています。

今回、私たちは、チベット密教の教えや、信仰の対象として中心となる金剛薩埵、歴代のラマ(師匠)に敬意を表し、学習と祈念の時間を持ちますが、宗教的な部分については自由な立場に立ったうえで、修行法の部分についてのみ、
本来の精神を受け継くことをめざしたいと考えます。

この点につき、ご賛同をいただける方にいらしていただければ幸いです。

 

松田さんの別のワークショップ『意識のめざめ』とどちらを受講しようか迷っています。

中国では精神的なアプローチを「性」といい、身体的なアプローチを「命」といいます。
その両方があるし、「性命同修」といって並行していく道もあります。

私のところでは、『意識のめざめ』が「性」、『チャンダリーの火』が「命」にあたります。

『意識のめざめ』では、瞑想の基本とか、意識の使い方とか、あるいは道を歩むにあたって基本的に身につけておきたいものの考え方のようなことを修得していただきます。

『チャンダリーの火』では、身体的なアプローチの実習のウエイトが大きいです。

ご自身の状態やご興味で、どちらをお選びいただくのもアリですし、もちろん並行してお受けいただくのは大歓迎ですし、どちらかを先にして順番にお受けいただいても、道の歩みに問題はありません。

ちなみに、私の生徒さんのおひとりは『意識のめざめ』を受講中、その時点ではまだ『チャンダリーの火』は一般開講前だったのですが、プロセスがスタートしました。

 

<受講者の声>

私が、本格的に松田さんにお世話になったのは、
ここ3年くらいのことでしょうか。

『スピリチュアルカウンセラー養成コース』
『意識のめざめ』『チャンダリーの火』、
そして月例会『トーク&ワーク』……、
主要なプログラムはほぼすべて受講したのではないかと思います^^

(注:『スピリチュアルカウンセラー養成コース』は、
あたらしく『スピリチュアル・レッスン』として
バージョンアップする予定です)

おかげさまで、知識の点でも、エネルギーの点でも……、
そして言葉にするのはむずかしいのですが、
ほんとうにスピリチュアルのコアな部分でも、
大きく成長できたという実感があります。

今回は、そのなかでも『チャンダリーの火』について、
私の経験をシェアさせていただきたいと思います。

私は『チャンダリーの火』は、再受講を含めて
2クール受講する機会に恵まれました。

半分訳のわからないままでしたが、
幾度かの講座で松田さんが丁寧に誘導してくれることを知っていましたから、
安心して
教えていただいたことをとにかくやりつづけました。

そうしたら、2クール目の後半で、
教わったとおりに吸った息を圧縮した瞬間、
ぼっと火がついたような感覚があったのです。

お腹の中で発火したというより、
第三の目でロウソクの火が灯されたような感覚でした。
後になって松田さんに訊いたところ、
それが私にとっての「チャンダリーの火」だったようです。

数日後、部屋で横になっていると、
エネルギーが動いて、身体が勝手に動くような現象がありました。

ちょっと恥ずかしいのですが、それはある種の性的なエネルギーでした。

松田さんにはもともとタントラの話も聞いていましたし
経験者の多くは男女を問わず、
そのような状態を経験するとのことですが……。

私は3回その現象があり
そのエネルギーは赤い玉となって
1度目は下丹田に
2度目で胸まで上昇し、
仕事で頭がいっぱいいっぱいで
ちょっとキツかった時に3度目がきて
頭の上に抜けてスッキリしました。

そうしましたら、ただただの静けさが訪れ
それは奥深いところまでどんどん深まり
下の方といったらいいのでしょうか、、
数週間かけて下のさらに下に行き着いたような感覚がありました。

それは
あるけどない。
ないけどある。みたいな、、
初めての感覚でしたが
真我に到達したような状態を感じました。

1ヶ月ほどかけて、その奥深い底のところから少しずつ浮上をしてきて、
めきめきっと
胸を開くようにして、
そこから「私」が出てきたという感覚がありました。

松田さんによると、真我はハートの奥にあるとのこと。

松田さんには、これまで講座で何度か
インナーチャイルドワークを誘導していただいたき、
その都度、まるで連載物語のように、
内容が連続して進化をしていたのですが、
今回は旅に出ていたインナーチャイルドが帰ってきて、
統合ができたように思います。

そして、生まれたての赤ちゃん(=自分自身)を差し出されて、
「これからどうする?」と問われているビジョンを視ました。

おそらくは、まだプロセスの途中だと思いますが、
今は深いリラックスを感じながら安心感があり、
「ただ、見ている」という感覚があります。

このあたりは、『意識のめざめ』で教えていただいた感覚と
繋がっているような気がします。

私は自営業のセラピストで
クライアントに触れていく中で
日々その関われる領域と純度も深まりながら
施術のみならず
在り方としても成長させて頂きました。

クライアントにも今までとの違いに驚かれながらも、
ご満足を頂いているご様子です。

お陰様で濃い内容のご予約が増えていきながらも、
心身共に疲れにくくなったという実感があります。

自然に経済的にも豊かになりました。

チャンダリーの火を学べたことに感謝です。
松田さん、ありがとうございました。

(YTさん、女性、セラピスト)

 

2018年の6月から『意識の目覚め』と『クンダリーニ+』を受講しました。
(注: 直接『チャンダリーの火』を受講されるまえに
プロセスがはじまったので、その後のご指導の中でワークを
お伝えしていく形になりました。)

3次元の肉体から、4次元のマインドをすっ飛ばして、
5次元の魂に移行するという内容に魅力を感じました。

以下、私の歩んだこの1年半は、『無』からのアプローチです。
『愛』からのアプローチもありますので仁さんに相談してください。

******************
最初の3ヶ月は、入浴前の20分間のクンダリーニ、
就寝前の40分間のサマタ瞑想をルーティンにしました。

サマタ瞑想では、松果体に集中して何も考えないようにするのですが、
最初の頃は全くうまくいきません。
思考によって解決できると思い込んでいましたので、
瞑想中はより思考が冴えて、悪化する方向に進んでいました。
それもプロセスなんですが。。。

クンダリーニでは、前立腺に集中してエネルギーを溜めるのですが、
こちらはすぐにもぞもぞしだしました。
性欲が高まりどうしようもない感覚です。

私の場合、2018年8月ごろにクンダリーニが上がりました。
このもぞもぞを背骨の後ろ側に流したら、
浴室内が少し寒いこともあって全身が震えると同時に、
エネルギーが一気に後頭部にまで上がりました。
女性のオーガズムのように痙攣しました。

背骨の後ろが流れやすいです。

******************
サマタ瞑想では苦労しましたが、
1か月ほどで35分間の集中は問題なくできるようになりました。

クンダリーニのエネルギーを直接松果体に入れながら、
さらに2か月ほど続けていると、
頭の中で『バキッ』という木が割れたような音が鳴りました。
気温差で家が鳴いているのかと思いましたが、
それ以前もそれ以後も家の鳴きはないので、
きっと頭の中だったと思います。

2018年12月ごろ、ふいに
『自分の考えていることがクリアに見える』という体験をしました。
頭の中では思考してはいますが、意識はそれに巻き込まれません。

このままサイコパス的に大脳だけを使って生きていくのもありなのですが、
体に溜まったよくわからない気持ち悪さはそのまま残っていますし、
頭には膨大なエネルギーがたまってました。
この世の地獄なので、次のステップに進むことにしました。
ただのクンダリーニ症候群だったんですけどね。

ここからが修行の本番です。頭のエネルギーを下ろしつつ、体に潜っていきます。

****************
『松果体をを溶かす』が仁さんからの次の指令でした。

溶かすってなんやねん、と思いましたが、
ここは溶かしてみようじゃないかと試行錯誤しました。
まず、大脳と目を溶かします(これは怖かった)。
次に、辺縁系、脳幹を溶かして、
宇宙の中で松果体だけが青く光っているのをイメージしました。
そこからドロッとした白い液滴が落ちていくことに集中することで
溶かすことができました。

私の場合、その液体は鼻腔を通って舌に溜まりました。甘苦く、氷焼けのようなビリビリとした感覚です。痛いです。

この舌の液滴をのどに持っていくところが一つの大きなハードルでした。
舌先を上顎につけて、のどに流していくイメージですが、
のどが締め付けられ、体が抵抗しているのが分かりました。
この抵抗している部分に集中していると、
通路に詰まった小骨のようなイメージがわいてきました。

はじめは外から抜いていたのですが、
力ずくで抜くため余計に力が入っていた気がします。
最終的には、小骨は自分で握りしめてるだけだと分かりましたので、
手のひらを広げて手放すイメージで小骨ごと流すことができました。
ふと自分の手の感覚を感じると、
金縛りのように力が入ったままマヒしていました。
ゆっくり柔らかく開いていきました。

喉からハートも結構きついですが、
同様に、鎖骨と胸骨の交わる部分に集中して、ゆっくり手放しました。
その瞬間、ハートから焼けるようなエネルギーが喉に上がっていきました。
面倒なのですが、液滴のことは忘れて、
このエネルギーを頭まで上げて液体に変換した後、再度下ろす、
ということを繰り返していると、最初の一滴がハートに入りました。
これをさらに繰り返していると、ほそーい液滴の流れができてきました。

みぞおちは巨大な赤いゴムの塊です。
上層に小孔を開け、そこに液滴が入っていくイメージで挑戦しましたが、
跳ね返そうとする外力がものすごいです。
ここからは、意識を液滴内に入れて一緒に降りていきました。
ここにいる間は電気で焼かれるように熱く、前頭葉に圧がかかりますが、
死にはしません。

その先に、目的地の丹田が見えてきます。
距離がだいぶ遠いと感じるので、意識と液滴が離れそうになりましたが、
何とか潜り込むことができました。
丹田も同様に熱いのですが、炭火のように心地のよい暖かさです。

一度丹田まで降りた後は、上下の移動を繰り返しました。
クンダリーニとは違い、体の中心線に沿ってゆっくり上げていきました。
下げる時と同様、詰まる箇所もありましたが、
上げるときは熱エネルギーですので、
勢いとパワーで広げながら上げていくとうまくいきました。

数週間ほどで自由に上下の移動ができるようになりました。

********************
2019年7月ごろにここまで来ました。
このあたりでエゴはだいぶ小さくなっていましたので、
修行ももういいかなと思いましたが、
体の底の、得体のしれないエネルギーがより強くなってきたので、
さらに次のステップに進むことを決めました。
ここからが意識の目覚めの本番でした。

このあたりで、仕事関係や引っ越し関係で忙しくなり、
2か月ほど修行をストップしました。


********************
以下、2019年10月から修行を再開しました。

心理学では、トラウマは体の感覚だけが残ってて、
記憶が飛んでいる状態だそうです。
カルマも記憶がないのにわけのわからない体の状態が発現するということで
似たようなものだと思います。
本人としては、それが残っているのかさえもわかりません。

仁さんからは『体の感覚を感じきる』『頭で解決しようとしない』と
ずっと言われていましたが、エネルギーを扱えるようになったおかげで、
ようやく体の感覚に浸れるようになりました。
トラウマの感覚を回避しない、これがこの後の修行のメインポイントになりました。

********************
私は、理不尽なことや支配されることに対して、
相手を殺しにかかるぐらいの怒りが湧きますし、
お金に対してはものすごい不安感がありました。
その下に得体のしれないエネルギーを持っているのもうすうす感じていました。

まずは、この怒りや不安に正面から飛び込み、体の感覚に浸りました。
まぁつらいことではありますが、
根本原因を考えずに1週間ほど『検索』し続けていました。

そこから出てきたのが、『母親に捨てられる』、
『母親に焼かれる』、という体感でした。
何かするたび怒られる、イヤミを言われるんですが、
その時の母親の目に殺意を感じ取っていました。
明確でピンポイントの記憶はないのですが、
殺されるような恐怖ですし、
これを一応トラウマの体感だということにしました。
体が教えてくれるものに間違いはないということで。

普通に考えて、捨てられたり焼かれたりする自分は、
恥・穢れ・罪人と思ってしまいます。
また、捨てられるときは、お金とか知性とか体力とかの心配をしますし、
焼かれるときは、殺しにかかるほどの抵抗をします。
これがそのまま自我になっていました。

********************
ふと考えると、渇愛な幼児に『死のカウンター』を放つ母親も相当なものです。
ネグレクトトラウマだとはっきりしてきました。

『お母さんも大変だったんだ』とか『母親のことを悪く言うのは良くない』
とかいう外野の声は無視しました。
『甘えているだけじゃん』とか『誰にもわかってもらえない』というのも、
死の体感がない人の戯言なので無視しました。
処理していない体感を回避し続けて、巨大化させてきたのは私です。
誰が悪いでもなく、自分の宇宙のことなので自分で処理するように決めました。

ここからは、トレーニングです。
自我が発動しそうになったらすぐに死の体感に浸ります。

数日で基本的にはすべてのことにやる気をなくします。
回復期間なんだと思います。
その後、嫌なことを思い出したり、お金がリアルになくなることもありました。
何が起こっても回避しないと決めています。
考えない、反応しない代わりに、死の恐怖にまで潜って、
そこに浸り続けていました。

特に母親の目への恐怖体感が一番きつかったです。
私も殺意が湧いたりしましたが、これは回避行動なので体感に浸りました。

そうこうしているうちに、おもしろい体験が増えてきました。
過去のことが走馬灯のように流れたり、
丹田あたりに白く輝く幼児が見えたり、
脳内がステビア味になったり、意識が体から離れたり。。。
その後に降りてくる安心感や気づきも楽しくなってきました。
これが普通の人が感じてる安心感なのか、と生まれて初めて分かりました。。。

最後には丹田が赤く燃え上がり、
体の震えとともに、長い刀が喉から抜けていく感覚を得ました。
おぉ、ぼくはヤマタノオロチだった。。。

********************
2019年12月に入って、まずは体の変化がありました。
肩こりがほぼ消えて、顔がシュッとしてきました。
罪、穢れ、恥の感覚もなくなってきました。
必死に消そうとしていた時期は、より増強してた気がします。

お金の不安はまだちょっと残ってます。
もうちょっとだけ死の体感が残ってるのは確かです。

愛は知りません。渇愛は残ってます。
こんな母親でもいまだに求め続けている自分を愛してやりたいです。
そろそろヴィッパサナーに移行します。

********************
その後、さらにプロセスが2段階、進みました。

体に注目し続けていると、以前に報告したように、
いろんな恐怖が出てきてました。
その先に、愛してほしい欲求、
さらにその先に、殺してしまいそうな怒りが出てきました。
えらいものが抑圧されていました。
これを開放するために、イメージの中で
母親をはじめ、ぼくの人生に不要な人間を全員殺しました。
本気でやりました。
大体は、切り裂きますが、手強い相手は素粒子にまで分解して無害化しました。
50人ぐらいやってると体が軽くなってきました。
ランニングエナジーでは出てこない抑圧されたエネルギーだったんだと思います。
これをやる過程で、殺人はダメとかいう倫理感がでてきます。
それに勝つためには『無条件に殺す』ことです。
そして、そういう倫理を入れた学校の先生とかを先に殺しておくことです。
いい悪いを超えて冷静に、殺人者やサイコパスの心理状態なんてのも
分かっちゃいます。だからなんだという話ですが。
願望などを思考すると、脳の恒常性から逆のことも思考してしまうのですが、
この思考も他人に入れられた幻想です。
入れた人ごと殺せば、願望も叶いやすいかもしれません。実験中です。
************
最近、ふと、外からエネルギーが降ってきて、
強制的に嫌な気分にさせられていることが見えてきました。
これに体内の残っている同波長のエネルギーが共鳴して、
そこから思考が始まります。
この外からのエネルギーはユング的な集合無意識だと思うのですが
どの波長の無意識につながるかは、
これまでのカルマが関わっているのだと思います。
すごいことやると足を引っ張られますし、
恨みを買うと個人的な怨念も入ってきます。マーラーです。
幻想なので無視するのですが、
強いエネルギーの場合は、入れた人に送り返すようにしています。
それが無理なら、そっとかわすようにしています。
なんどかやっていると、思考が止まり、
脳内の圧力が下がって、無になった気になります。
このままでいいか、と思えてしまうので堕落しているようなのですが、
実はちょっとすごいことがわかることが多いです。
いま、ここ、とよく言われますが、
いま、ここ以上の恐怖体験はありません。
ゾーンで夢中になるのも楽しいのですが、
無に入ると、いま、ここも悪くはありません。
これに願望が重なるとさらに良しですね。
************
渇愛、親子愛、恋愛、友人愛、アガペーといろいろあって、今思うのは、渇愛、親子愛、恋愛、友人愛までは、幻想だと。

************

さらにその後のプロセスとして──
愛と空の同時進行についてですが、ようやくカタがつきそうです。
少し前から、自分の体を下から切って透明化する瞑想をしてましたが、
チュウの瞑想と似ていることがわかり、チュウに移行していました。
一番おどろおどろしい場所で、自らを切り刻んで、それを沸かし、
ドロップを
神仏、エゴの人々、魔界の人びとに分け与えて浄化する、
というものです。
体感はディアーナとは別です。
静寂や集中というよりも、とろけた快感、
神仏の威厳、
宇宙の恐怖、が混ざった感じです。途中、愛を通過します。
体感後の後付戦略としては、闇=>無条件の死=>愛=>空ですかね。
闇から愛は厳しかったです。一旦、肉体ごとマインドのエゴを殺さないと、
そこから抜けれないんだなぁとわかりました。
(TSさん、男性、セラピスト)

 

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各ステップ 33,000円(税込)

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■ファシリテーター= 松田 仁 からのメッセージIMG_84744_R-199x300
チベットタントラの最終境地は幻身(ギュル=虹の身体)を獲得し、爪と髪の毛だけを残して物理次元から消えて、自分が全宇宙そのものになることだと言われています。
これとまったく同じことがタオ(道教)でも言われていて、やはり最終的には神(しん)の身体を開発して光に溶け込むことによって、不老不死の境地を得るとされます。
たいていの人は、そのような話を「伝説」であったり、何かの「比喩的表現」として理解しようとします。
けれども、チベット密教史におけるスーパースターのひとりツォンカパは、はっきりとそれは「ほんとうのことだ」と語っています。最近では、クンダリニーヨーガの成瀬雅治さんの空中浮揚の写真や、クンルンネイゴンのKan.さんの身体が半透明になった写真や、テレポーテーションの体験談などが公開されています。
TM(超越瞑想)の最終プログラムもまた空中浮揚だとされ、ぼくも何人かに直接話を聞きましたが、どうやらたくさんの人がそれを体験しているらしいです。別に空中浮揚やテレポーテーションに価値があるのではなく、自分が現実だと思っている物理的制約から自由になるということがじっさいに起こりうるのだというところがキモなんです。このような話をすると、「頭から信じる人」と「頭から否定する人」がいます。
ぼくは、そのどちらもおススメしません。
そこに何かしら惹かれるものがあるのなら、自分で試してみればいいんです。ぼくはというと、いまのところ空中浮揚もしていないし、身体が半透明にもなってはいないけれど(笑)、とりあえず教えにしたがってワークを進めるとともに、そうした先生たちが伝えているような現象のいくつかが起こっています。たとえばエネルギーが動いて、いろいろなチャクラが活性化することによって、至福感に包まれたり、いろいろなことが「わかる」ようになったり、「愛」としか言えないような感受性が開いたり……。
そしてぼくの生徒さんのうち、何人かにもそうした現象が起こりはじめています。もちろん、ただ不思議なことが起こっているというだけの話ではありません。とくにチベット密教の場合は、仏教の一環としてそのようなワークを行うわけです。
究極的には空を体得し、悟りを開くことを目指しているのですが、その原点はあらゆる苦しみの原因から自由になることです。要はワークをとおして、その方向に向かってるかどうかが大切なことであり、ぼくには間違いなくその実感があるので、こうしてみなさまにお伝えをしようとしているわけです。いまはちょうど「アセンション(次元上昇)」ということが言われています。
これから数百年かけて、人類の3割程度が進化の階段を一段昇ろうとしている時期です。ぼくがここでご提案しているのは、「人類」レベルの話と並行して「個人」のレベルで、「数百年」ではなく「今回の人生」で、そして「一段」ではなく「最後まで一気に」昇りきることですが、きっと現代はそのような上昇が起こりやすい時期ですし、たとえ一部でも意図的にそれを志す人がいるならば、きっと多くの人の力にもなるはず……、と思っています。
もともと密教では「即身成仏」──つまり、死んでから自由になるのではなく、生きているこの身が自由になることをめざす、というのが本旨なのです。
「頭から信じる」ことも「頭から否定する」こともせず、まずは実際にやってみよう──そのような方がいらしたら、ぜひおいでください。

 

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