ぼくたちはいま、あきらかにあたらしい時代を迎えようとしています。
近現代の日本でいうと、ぼくたちは
明治維新と太平洋戦争という形で、
その前と後とでは世界がまったく違う
──ふたつの大きな断層を乗り越えてきました。
はやければ今年、遅くともあと20年程度のうちに、
ぼくたちはそれに匹敵する、あるいは
それを超えるような大きな変化の波を経験するはずです。
「まさか」と思うかもしれないけれど、
明治維新や太平洋戦争が起こる10年前の時点で、
それを的確に予見できた人は多分いなかったでしょう。
でも、「このままの状態がいつまでもつづくはずはない」
ということを感じていた人は少なからずいたはずです。
ぼくの見立てだと、すでに変化ははじまってて、
1995年あたりが嚆矢だったと感じています。
この年は、 1月17日に阪神・淡路大震災があり、
その後、地下鉄サリン事件をはじめとする
一連のオウム真理教事件が起こった年です。
ぼくは、この年に、ある種、地獄の釜の蓋が開いたように感じています。
それと同時に、この年は Microsoft Windows 95が発売され、
ウィンドウズがパソコンの標準として覇権を握った年でもあります。
なぜ、覇権を握るに至ったかというと、
Windows 95によって、ふつうの人が
インターネットを使えるようになったからです。
つまり、庶民レベルでいうと、この年が
事実上のインターネット元年にあたるわけです。
まだ特異点を越えていないので、
この先どうなるかは判らない。
でも、「このままの状態がいつまでもつづくはずはない」
というのがいまの状態だと思います。
ここまでは、主として日本における事例をとりあげましたが、
もちろんこれは世界全体の話です。
◇ ◇ ◇
ということで、2020年とか、あるいは
遅くともあと20年程度のうちということにちなんで、今年は
『これからの22年間をサーフィンするための22冊の本』
という試みをシェアしていきたいと思います。
遠からぬうちに、ぼくたちは特異点──
連続性を飛び越えた断層を経験するはずで、
それはいまの連続性からは予測できないものだから、
いつ、どのようなことが起こるかは何とも言えません。
だから、それはもうサーフィンするしかないんです。
surf というのは「砕ける波」のことを言うのだそうです。
だから、砕けつつある波のなかで
コケずに、そして呑み込まれることなく、
(できればカッコよく)乗っていくこと
──それがサーフィンです。
◇ ◇ ◇
今年中に22冊をご紹介することをめざして、
メールでシェアをしていきます。
(ってことは、1ヶ月に2冊くらいのペースですね^^)
古典的名著とは違う構成になるはずです。
あくまでも、これからの22年間を生きていくための本を選びます。
まだ22冊全部を確定したわけではないけれど、
「サイエンス」「人文科学」「スピリチュアル」「文学、アート」が
だいたい 4:3:2:1 くらいの比率かな、
と見込んでいます。
もちろん、本の紹介とか書評だけで終わるつもりはありません。
その本から何を学んだらいいか、
あるいはその本をどのように使うか、
というところまで踏み込んで
「松田のコメント」をご提供していくつもりです。
◇ ◇ ◇
どうせやるなら、時間もエネルギーも注いで
本気で取り組みたいので、有料にさせてください。
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読んでみて、「これなら、お金を払ってもつづきを読みたい」と
思ってくださる方に、第2回目以降をお届けします。
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