ここでは、『基礎がため一生モノの英文法BASIC』
の使い方を、ご説明します。
英語は、単語だけ判れば
まぁだいたいの意味も判るし、
自分の思いを伝えることも可能です。
でも、やっぱり英語の文章のしくみを知っておくと、
理解するのも喋るのもすごくラクになります。
英語の文章のしくみのことを「文法」といいます。
これをやるかどうかが、子どもの英語習得と違うところ。
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でも、はっきり言って「お勉強」の世界です。
こちらの副教材を選んだ人のほとんどは、
「お勉強」があんまり好きではないことは知っています(笑)
だから、市販のキチンとした文法学習書の中で、
いちばん挫折率の低いテキストを選びました。
この教材の特色は、大きく言ってつぎの3つ。
・テキストを読む前に、まずCD-ROMの音声で説明をしてくれる。
・比較的字が大きく、大事なところは枠で囲んである。
・例外的なことは省略して、これだけは知っておきたい
という内容に絞っている。
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教材の使い方を説明します。
これまで何度もお伝えしているとおり、
まず一回で100%理解しようとはしないことです。
ムリのないところで回数を重ねていくことで、
だんだん身についてくる……ことをめざしましょう。
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まず、ざっと目次をみて、何となくイメージで
全体の概要をつかみます。
それから、全ページをひととおりめくる。
読むのではなく、ただめくるだけで、
潜在意識に予備情報が入ります。
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つぎに、付属ディスクについて説明をしておきます。
このCDは音楽CDではなく、MP3データCD-ROMです。
パソコン、またはMP3対応のCDプレーヤーで聴いてください。
iTunesに取り込むことも可能です。
巻末247ページにくわしい説明が書かれています。
上記の方法がいずれも不可能な場合、
版元のホームページから音声をダウンロードすることもできます。
巻頭扉のつぎのページに説明があります。
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再生できるようになったら、
まずはじめに、‘001.mp3’を聴きます。
じっさいの学習に入る前の説明があります。
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じっさいの学習は、テキスト16ページから。
CD-ROMは、‘002.mp3’からスタートです。
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この教材でひとつだけ紛らわしいのが、「CHAPTER(章)」と「講」。
テキストは「CHAPTER 1(第1章)」「CHAPTER 2(第2章)」
……というように進んでいきます。
それに対してCD-ROMの説明は「第1講」「第2講」
……というように進んでいきます。
たとえば、テキストの「CHAPTER 1(第1章)」
「CHAPTER 2(第2章)」「CHAPTER 3(第3章)」
までが、CD-ROMの「第1講」です。
そして、CD-ROMではそれぞれの講について
「予習」「復習」「例文朗読」を
音声学習できるようになっています。
※「例文朗読」は、第3講からです。
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学習の進め方は、ご自分なりの方法でもかまいませんが、
ここでは、いちばん無理なく効果的な方法をご提案します。
まずはじめは、CD-ROMを中心に学習をするのがラクだと思います。
テキストを頭から順番にちゃんと全部読もうとすると、
イヤになりやすいから。
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まず、1日目。
CD-ROM ‘001.mp3’ を聴きます。
ここは、学習の準備にあたる部分です。
2日目。
テキストを見ながら、CD-ROM ‘002.mp3’-‘003.mp3’ を聴きます。
「第1講」=「第1-3章」にあたる部分です。
テキストは音声で指示があった部分だけ見ればいいです。
文章は全部読まなくていいし、全部理解しなくてもいいです。
3日目。
同じように、テキストを見ながら、CD-ROM ‘004.mp3’-‘005.mp3’ を聴きます。
「第2講」=「第4-5章」にあたる部分です。
4日目。
同じように、テキストを見ながら、CD-ROM ‘006.mp3’-‘008.mp3’ を聴きます。
「第3講」=「第6-7章」にあたる部分です。
この日から「例文朗読」が増えるので、1日につき3トラック聴くことになります。
5日目-24日目。
おなじようにして、まずは1度最後まで、テキストを見ながらCD-ROMを聴きます。
まずは、ざっくり1回済ませたいので、
文章は全部読まなくていいし、全部理解しなくてもいいです。
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CD-ROMをひととおり聴き終くことによって、
この教材のだいたいの感じがつかめると思います。
そうしたら、テキストをひととり読んでみてください。
本を読むのが苦手な人もいるでしょうから、
ここは1日に 1 CHAPTER(1章)ずつでいいと思います。
実用英語という点からいうと、
文法の勉強は7割くらいでいいそうです。
つまり3割くらいは漏れがあったり、
解らない部分が残っていても問題はないと思ってください。
ここで、ちょっとでも解らないことがあるからといって、
悩まないでください。
これから2年間、英語とつきあっていくうちに、
自然と解るようになることが多いです。
最後まで読み終わったら、もう一度、
最初からCD-ROMを聴いてみてください。
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上に書いたことをまとめた「学習進行チェック表」をご提供します。
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まずは、ここまでで文法学習はいちど休憩して、
発音練習に戻ることにしましょう。
ここまでで、英文のしくみが少し解るようになった、
という程度だと思います。
もう少し学習が進んでから、もう一度この教材に取り組むことによって、
ここに書かれていることを自由自在に使えるレベルになるよう、
再学習をする予定です。